· 

相続財産目録の書き方と作成時の注意点

作成:2022.8.6 更新:2026.2.9

相続手続きをスムーズに進めるために大切な準備

相続手続きを進めるうえで、最初に重要になるのが
相続財産の全体像を把握することです。

 

預貯金や不動産などの資産だけでなく、借入金などの負債も含めて整理し、
一覧にまとめたものを「相続財産目録」といいます。

 

財産目録を正確に作成しておくことで、

  • 相続人同士の話し合いがスムーズになる

  • 相続放棄の判断がしやすくなる

  • 相続税申告の準備が整う

など、多くのメリットがあります。

 

 

この記事では、
相続財産目録の基本的な書き方と注意点を、行政書士の視点から分かりやすく解説します。

目次

相続財産目録とは?

相続財産目録とは、
亡くなられた方の財産と負債を一覧にまとめた書類です。

法律上、必ず作成しなければならない書類ではありませんが、
実務上は次の場面でほぼ必須となります。

  • 遺産分割協議

  • 相続放棄の検討

  • 相続税申告

  • 金融機関の手続き

 

そのため、相続手続きの初期段階で作成することが重要です。

相続財産目録に記載する主な内容

財産目録には、次のような項目を記載します。

① 預貯金

  • 金融機関名

  • 支店名

  • 口座番号

  • 残高

 

※残高は死亡日時点の金額を確認します。


② 不動産

  • 所在地

  • 地番

  • 地目・地積

  • 建物の種類・床面積

 

これらは登記事項証明書で確認できます。


③ 有価証券・保険

  • 株式・投資信託の内容

  • 証券会社名

  • 生命保険の契約内容

 

※保険金は受取人固有の財産となる場合があります。


⑤ 負債(借入金など)

  • 住宅ローン

  • カードローン

  • 未払金

 

負債も必ず記載することが重要です。
相続放棄の判断に関わります。


相続財産目録の書き方(基本形式)

決まった様式はありませんが、
一般的には次のように表形式で作成します。

区分 内容 金額
預貯金 ○○銀行○○支店 ○○円
不動産 京都市○○区の土地 ○○円
負債 住宅ローン残高  △○○円

資産と負債を分けて記載すると見やすくなります。

作成時の注意点

① 財産の漏れに注意

相続手続きで最も多いトラブルは、
後から新しい財産が見つかるケースです。

  • 古い通帳

  • 休眠口座

  • 少額の株式

 

なども丁寧に確認しましょう。

② 評価額の考え方

  • 預貯金 → 残高

  • 不動産 → 固定資産税評価額等

  • 株式 → 時価

 

目的(遺産分割・税申告)により
評価方法が異なる点に注意が必要です。

③ 相続人全員で共有する

財産目録は、
相続人全員が同じ情報を把握するための資料です。

 

 

内容を隠したまま進めると、
後のトラブルにつながる可能性があります。

財産調査が難しい場合は専門家へ

実際の相続では、

  • 口座の有無が分からない

  • 不動産が複数ある

  • 負債の状況が不明

など、調査自体が大きな負担になることも少なくありません。

 

そのような場合は、
専門家へ依頼することで、
正確かつスムーズに手続きを進めることが可能です。

京都で相続手続きのご相談なら

行政書士はやし行政法務事務所では、

  • 相続財産調査のサポート

  • 財産目録の作成支援

  • 遺産分割協議書の作成

  • 各種名義変更手続き

まで、相続手続きを一括してサポートしています。

 

相続手続きは、早めに全体像を把握することで
ご家族の負担を大きく減らすことができます

 

まずは現在の状況整理から、
お気軽にご相談ください。

 

 

相続手続きサポートの詳細はこちら


ご相談予約はこちら(オンライン対応可)


関連記事